秋よ、秋...

県北のほうでは咲いているらしい

彼岸花

とんと見ないのは私だけ?でしょうか

まるで信号が変わるかのように

秋のお彼岸を迎えるころには

真っ赤な花火のように咲いて

季節を知らせてくれていました

なにかが変わってきている

そんなメッセージを

咲かないことによって

知らせてくれているのかもしれない

とさえ思うのです

 

いつもなら〝ある〟ことが

〝ない〟

というのは

実に落ち着かないものです

 

もはや、時代の波間に

隠れてしまったかのような

あの疫病蔓延を防ぐための行いは

それまでに〝あった〟ことやものを

〝無くしていった〟わけではないと

彼岸花をきっかけに

思いました

 

ずっとできていたことが

できなくなった

けれど

本当は〝ある〟

いつか何としてでも〝やる〟

そんな気概を

地下茎に養分を蓄えるように

ひとりひとりが

胸に思いをたぎらせていたからこそ

この今という日を

送れているのだと

思うのです

 

だから彼岸花はきっと

咲く瞬間を

待っているのだと

 

地球環境がどんなに変わろうとも

日本には四季という

素晴らしい文化があります

 

妄想は平和のためにしたいものですが

〝このまま冬にまっしぐらなはずが

あろうはずもない

秋がなくなってたまるものか〟

と息まいて

この暑さが続く原因のひとつが

地球温暖化にあるとしたら

自分にできる〝地球にやさしい〟ことを

やっていきたいと思います

小さなことからコツコツと

 

 

 

2023年09月27日