うれしい機転

写真は、『君たちはどう生きるか』みたいな

〝アオサギとわたし〟ですが、

これは、お買い物の時に気遣っていただいた

店員さんのお話です

 

とある、名前にUのつく服屋さんで

パンツ(下着ではありません)を

買い求めてから、帰路に着きました

 

車に乗って5分くらいして

ハっと

色ちがいのものを買ったことに

気がつきました

そうなんです、

おつかいを頼まれていたのですが

色のことが、うろおぼえでした

 

交換してもらおうと

ふたたびお店にもどって

頼まれていた色のグレーのパンツを探しましたが

店内のどこにも見当たりませんでした

 

店員さんに在庫の確認をしていただくと

「このパンツのラインナップには

グレーの色はないですね」

と、申し訳なさそうに答えてくれました

 

在庫がないとなると

他のUのお店に行くか、注文するか

ネットで探すとか方法はありますが、

「ラインナップにない」

というのが

ちょっとミステリーっぽくて

なんとか解明したくなりました

 

実は、同じ種類のグレー色のパンツを

他のUのお店では見ていたからです

 

手触りも生地も

スソも絞ってるイカしたフォルムは

確かに頼まれたパンツと同じ

 

なのに、グレーはない...

...謎でした

 

すると店員さんは

すたすたと素早く店内を歩いて

男性用パンツの別のコーナーに案内してくれて

「コレじゃないでしょうか?」

と差し出してくれたパンツが

どんぴしゃり!

目的のグレーのパンツでした

もう感謝の雨あられでした

 

在庫がなくて、そこであきらめたら

「ゲームは終わりですよ」

とは言わずに

機転をきかせて探してくれたことが

とってもうれしく

お客さまのために話をよく聞いて

「あーかな、こーかな」

と、考えうる限りの思考を巡らせる姿勢は

目的を果たしてくれたこと以上の

感激でした

 

そんな〝ミステリー〟の発端は

パンツの種類の名前でした

 

はじめに間違って買ったパンツの種類は

「なんとか...カーゴパンツ」

ラインナップにグレーのあるパンツの種類は

「なんとか...ジョガーパンツ」

 

そうなんです、、、

もともとの種類が違っていました

 

ぜんぶ、うろおぼえ...のお買い物

でした

2023年10月24日|日日のこと:daiary